素敵なプレゼントがやってくる、楽しい習慣。 ねずみのペレスにお手紙を書いてみませんか? 欧米の「子どもの歯」にまつわる楽しくうれしい慣習を、可愛くひもときます。
現在世界中で「トゥース・フェアリー(歯の妖精)」と呼ばれる慣習は、 1匹のねずみからはじまりました。 昔、ヨーロッパでは抜けた子どもの乳歯を屋根に投げていました。 屋根裏のねずみ・ペレスが新しい歯を持ってきてくれるからです。
時は流れ、抜けた歯は枕元に置くようになります。 ペレスは歯を持っていくかわりに、コインや小さいおもちゃを置いていくようになりました。 そして、ペレスは次第に「トゥース・フェアリー」と呼ばれるようになります。 今でも、世界中で歯の代わりに贈り物を置いていってくれています。
スペイン発のかわいくオシャレな「歯の絵本」です。
乳歯が抜けたら、丈夫な大人の歯になるようにと、屋根に投げたり土に埋めたりするおまじないを知っています。
でも、生活環境の変化でそんなことが難しくなって来ました。
それではどうしたら良いんだろうという疑問と、そもそもどうして歯を屋根に投げるのだろうという疑問に答えるような、つけいるようなお話です。
新しい歯が出てくるための役を行うねずみがいるというのです。
そんな空言を楽しくさせてくれるのが、ビオレタ・ロピスの絵です。
ページをめくるごとに挿し絵のような、絵画のような、ユニークなイラストが目を楽しませてくれました。
とても楽しい絵本です。
ビオレタ・ロピスの他の作品が見当たらないのが残念です。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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