お月様だけが知っている、夜な夜な開かれる熱い会議があります。しいんと静かな真夜中、ぐっすり眠っているゆうきくんのランドセルの中から、ぞろぞろ出てきたのは学校で使う道具たち。昼間の彼を報告しあい泣いたり笑ったり。
編集者コメント 45分の授業中、ただ座っているだけでもたいへんな一年生。小学校での初めてのことだらけの毎日は、それまで培ってきた自信が薄まることも。そんな一年生のひとり、ゆうきくんのドキドキな日々は、毎日真夜中に、そっと報告されていました。それは、学校にいっしょにいっている、赤鉛筆やハンカチなど、ランドセルの中身たち! その日のゆうきくんの様子を伝えあっては泣いたり笑ったり。こんな応援団がきっと誰にもいてほしい。
真夜中、小学生のゆうきくんのランドセルから文具たちが出てきて、
昼間のゆうきくんの行動を報告しあうストーリー。
もちろん、ゆうきくんは、ぐっすり寝ているのです。
文具たちが見た、ゆうきくんの行動は、男の子のあるある!でしょうか。
注目は文具たちの視点。
褒めたり、うれし泣きしたり、嘆いたり、慰めあったり。
でも、思いは一つ、ゆうきくんの応援!
これは頼もしいです。
ゆうきくんの成長を見守る、まなざしの温かさを感じました。 (レイラさん 50代・ママ )
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