おばあちゃんからナナコに電話です。 「ナナちゃん、おばあちゃんの おうちに きてくれる? キッチンガーデンの おてつだいを してほしいの」
…キッチンガーデンってなんだろう?ナナコにもできるのかな?
「おばあちゃんと いっしょだから、だいじょうぶ!」
さあ、おばあちゃんとナナコのキッチンガーデンづくりのスタートです。 3月のなかば、最初は「うね」づくり。たいらにした土に浅い筋を2本つけて、ここにホウレンソウのタネをまきます。次の日は、ジャガイモの植え付け。そして1週間経つとホウレンソウの芽が出てきて…。
おばあちゃんからの指示は的確な上に、その目的や意味をとってもわかりやすく教えてくれます。おばあちゃんの言う通りに手伝ってみると、次の週、その次の週、次の月。どんどん植物は育ち、知らない発見があり、新しい仕事に出会います。畑仕事の面白さがそのまま伝わってくるので、読んでいるだけですぐに真似したくなってきます。
やがて、ガーデンに暑い夏がやってきた頃、収穫の季節です。調理された採れたての美味しそうな野菜がテーブルに並び…そう、キッチンガーデンはキッチンにつながっているお庭のこと。こんな楽しみが待っているのです!!
「よみきかせお仕事えほん」シリーズの最新刊。ナナコのおばあちゃんから畑仕事の素晴らしさと大切さを学びます。親子で一緒に興味が広がっていきそうですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おばあちゃんの庭にある、野菜畑「キッチンガーデン」のお手伝いをすることになった、ナナコ。畑の土の準備から、種まきや手入れの仕方など、おばあちゃんに教わりながら、植物や生きもののすがたにふれていきます。そしてむかえる収穫。自然に感謝してその命をいただきながら、つぎにまたその命をつなぐことを学びます。 食べることの大切さや、生きもののすばらしさを感じながら、親子で楽しめる絵本です。
きゅうりやトマト、じゃがいも等の野菜の育て方を、主人公のななこちゃんを通して丁寧に親切に教えてくれる絵本です。
キッチンガーデンという名も、初めて知りました。
おばあちゃんの手ほどきを受けながら、ななこちゃんは野菜を育てていきます。
自分で育てた野菜を食するのは感慨深いものがあって、苦手な野菜もおいしく食べられそうです。
野菜ができたらすぐに取って食べられるキッチンガーデン、いいですね。
私もしてみたくなりました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子21歳)
|