授業をちゃんと受けられない小学一年生の我が子。受けた診断は「学習障害」だった。衝撃を受けながらも、母は「読み聴かせ」を十年にわたって続ける。行動療法や一円玉を使った算数の勉強も功を奏し、次第に穏やかになっていく息子。読み続けた昔話は母自身にも勇気を与え、市議会に学習障害児への配慮を求める請願を出すまでになっていく……。悩みもがいた母が綴る、愛あふれる奮闘記。
産まれてきた子が発達障害であると知ってからの、母親の強さを実感しました。読み聞かせがどの様な効用があるかは別として、栄養素として子どもたちに吸収されていくのかもしれないと感じました。
何より、読み聞かせはご自身にとって、心の支えであったような気がしました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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