
金色にかがやく木の葉が舞う秋の日、エレンはかあさんと歩いていました。「ねえ、かあさん、なにかんがえてる?」エレンがきくと、かあさんはこたえました。「かぜがとってもつよいわねって」「それだけ?」。エレンは、かあさんから聞きたいことばがあるのです。それは…? 絵本の文章の名手・ゾロトウの文章に、ベテラン絵本作家が絵をつけました。親子の愛情あふれるひとときを描いた絵本。

全体的にあたたかな秋色の絵本です。
かあさんと娘のエレンの会話のやり取りは、
自分に身近にある日常で
ほっこりと笑顔になってしまいます。
エレンが一番聞きたい言葉を
なかなか言ってくれないかあさん。
可愛い我が子だから、ついイジワルしちゃう。
その困惑の顔も、かあさんにしたら可愛いんですよね。
子ども目線でみたら
「わかってるくせに!」ってプンプンするのかなぁ。
だいすきって伝えあえる温もりが
全ページからあふれています。
秋の情景にぴったりです。 (ちょびこさん 40代・ママ 男の子13歳、女の子11歳)
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