わたしには、素敵なともだちがいるの。 それはね……わ、た、し!
どういうことだろう?
明るい笑顔が素敵なぶたの女の子、「わたし」は続けます。 お絵描きしている時も、自転車をびゅんびゅんこいでいる時も、わたしはひとりぼっちじゃない。 わたしは、わたしと一緒にいるから。 わたしは、わたしのために本をいっぱい読んであげたり、ごはんをもりもり食べたり、きれいにしたり。 朝起きたら、鏡にむかってご挨拶。 「おはよう、きょうも かわいいね!」
なんだか……すごくいい。 この子は、自分のまんまるお腹もくるくるしっぽも小さな足も、みんな愛してる。 自分のことをとっても大事にしているんだね。 だから、元気が出ないときや、ちょっとつまづいちゃった時の対処法だってバッチリなのです。 それはね……。
「自分大好き!」 そんな風に思うのって、どうでしょう。 恥ずかしい? ちょっと傲慢? ひとりよがり? だけど、そんな気持ちが邪魔しちゃっているせいで、もし自分が自分となかよしになれていなかったら。自分のことを大切に思う事ができなかったら。誰かの事を思う気持ちなんて生まれるのかな。
ダイナミックな線で描かれたぶたの女の子。水玉やハートの柄を身にまとい、ポーズはいつも足を開いて仁王立ち。 作者ナンシー・カールソンの軽やかで大らか、それでいて力強い声が絵本の向こうから聞こえてくるみたい。 細かいことなんて気にしない、わたしはわたしのことが好き。ね、すてきでしょ!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
世界中で大人気!ナンシー・カールソンの翻訳絵本 第二弾の登場です。 人づきあいの第一歩は、まず、自分を好きになること。親友はわたし自身。
わたしには、すてきなともだちがいるの。それはね・・・わ、た、し、! 自分を大事にすることの大切さを教えてくれる絵本です。
8歳の娘、何かにつけ「寂しい」とか「お友達に比べて私のこんなことがいやだ」とか言うようになりました。
それは周りに対する自分っていうものを考えるようになったことでいいことだとは思うんだけど
やっぱり親としては心配する面もあるわけで^^;
そんなときにこの絵本をいっしょに読んでみました。
こぶたさんのあまりにも“自分大好き”を前面に出したお話に
最初は「なんだこれ?」って言ってたのですが
最後にはクスクス笑って楽しんでいました。
お父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも
みんなあなたのこと大好きだけど あなたも自分を可愛がってね
そう伝えましたが どうかな?
これから思い悩むことも多いかもしれませんが
自分大好きで行ってほしいと思います(^−^) (さえら♪さん 40代・ママ 女の子8歳)
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