たくさんお買い物をした帰り道のねみちゃんとばったり出会ったねずみくん。荷物を持ってあげたら、ねみちゃんからうれしいお誘いです。
わたし ホットケーキ つくるの みんなで たべに こない?
「ねみちゃん おりょうり じょうずなんだね みんなをよんでこよーっと」。はりきるねずみくんに「おりょうりで なくて ホットケーキって いってるのに」とねみちゃんは困惑気味。 案の定、あつまったみんなは「ぼくは、バナナの おりょうりが いいなあ」とか「ぼくは、さかなの おりょうりが いいなあ」なんて、口々に勝手なことをいっています。困り顔でキッチンに立つねみちゃん。さて、どんなおりょうりが登場するのでしょうか?
みんながあんまり期待いっぱいの顔をしてるので、これから作るのはホットケーキなの、というひと言がいえないねみちゃん。大丈夫かな、どうするのかな、と私たちまでドキドキしてしまいます。でも、一生懸命考えて、最後はねみちゃんらしいアイデアでみんな大満足。ホットケーキみたいにほんわりあったかいお話です。ねみちゃんもホッとひといき。こんな日のおやつには、お子さんといっしょにいろんな形のホットケーキを焼いてみるのも楽しそうですね。
(三木文 絵本ナビライター)
○あらすじ ねみちゃんが、ねずみくんたちにホットケーキをつくってくれることになりました。 ところが、おりょうりをつくってくれると聞いたねずみくんたちは、好きなものを注文します。困ったねみちゃんは、どうするのでしょう・・・?
○編集部より あっと驚く展開、最後は「ホッ」と一安心の結末で、読み聞かせにも楽しい絵本です。 出てくる食べ物がよりおいしそうな色にみえるように、今までのシリーズと色使いが違います。前までの巻とどこが違うか読んでみてください。 ホットケーキは子どもが大好き、大人にとっても魅力的なおやつ。ほわーんといい香りが漂ってくるような楽しいホットケーキのお話です。
ホットケーキを作ると言ったのに,ねずみくんにはお料理をごちそうしてもらえると勘違いされ,来てくれたみんなにも「お料理上手なんだってね」と言われ,どんどんハードルが上がって困るねみちゃん.
けれど,ねみちゃんさすがです.みんなの満足のいくホットケーキをしっかり作ることができました.ナイスアイデアでしたね.
私も子ども達から,「あれ食べたい」「これがいい」とバラバラの献立リクエストをされることもあるんですが,ねみちゃんみたいにうまく対応できるようになりたいものです.
さいごのホッとまで,ねみちゃんには脱帽の1冊でした. (てつじんこさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子3歳)
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