海辺にいた母親は、貝に手をはさまれたサルを助けました。けれどサルは何を思ったか、母親の赤ちゃんをさらってしまいます。懸命に後を追う母親でしたが…。見事な機転で恩返しを果たした、十二支の「サル」の昔話。
助けてもらったさるが、赤ちゃんを連れ去る行動が、赤ちゃんを守るためとはちょっと思えない展開でした。
結果でさるが悪い動物の汚名を返上できたのは良かったけれど、自分の行動を伝えられないと言うことは、誤解も生じることにつながるのですね。
自分はこのさるをほめたたえる気にはならないのですが、善意を悪意にとられることの危険性を感じました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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