愛されることを知らないぬいぐるみのクマ。おもちゃ売り場で「さわらないで!」というタグをつけられていたことから、自分は「さわらないで!」という名前だと思いこんでいて、白くてきれいな自分に高い誇りを持っている。そんなクマを、持ち主の女の子はそれはそれはかわいがる。でも、さわられてよごされるのが嫌でたまらないクマは、かわいがられることも、その女の子も大嫌いだった。ある日、女の子はクマのことをきれいに洗ってくれるのだが、そのせいで、内臓されていたオルゴールがこわれ、クマはいっそうみじめな気もちになる。けれど、あるとき……。女の子のやさしさと愛情で、かたくななクマの心がとけて、あたたかいもので満たされていく。愛されることを知らなかったクマは、愛されることも、愛することも、同時に知るようになった。とても大切なことを教えてくれる珠玉の絵本。クラシックで繊細な絵がまたすばらしい。
女の子へのプレゼントとしてやってきた、 ふわふわの白いくまのぬいぐるみ。
ところが、毎日遊ばれているうちにだんだんボロボロに・・・
クマからしてみると、自分の魅力が失われていくと、どんどん意気消沈な日々に。
でもあることをきっかけに・・・・
ぬいぐるみの目線で書かれているこのお話。
こんなふうに大切にされたら幸せだろうなあ♪と思うのですが、
最初のうちのくまはほんま迷惑顔。
その姿がへんに笑えちゃいます。
そして最後には、めっちゃ嬉しそうなクマの姿に、
なんともほんわかしちゃいます。
こうやってものを大切にする心が育まれていって欲しいなあ〜と思います♪ (Sayaka♪さん 20代・ママ 男の子6歳)
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