高い山に降り積もった雪が、土にしみこみ、清水となって湧き出して春の山をくだりはじめる。せせらぎが小川になり、平野を流れる川となって、やがて海へ。壮大な水の旅を美しい風景とともに楽しめる絵本です。
水が空から地上に降りてきて、川となり、海に流れ出るまでの旅が描かれています。
滝のページなどは、崖の土に埋もれてしまうほど描き方の淡さが印象的です。
全体的に静かでやさしい絵が続くので、好奇心を埋めるというよりも安らぎを感じる絵本です。
科学絵本というより、ヒーリングの要素を感じました。
静かな夜に疲れた心を癒してくれそうな絵本です。
見返しに描かれた虹が心に残りました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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