めくってびっくり。ぜんぶ手芸で絵が作られている絵本です。 かずのこが運転する、重箱のくるま(タイヤはレンコン!)に乗り、おせち料理みんなで、かがみもちの家に行くことになりました。 道の途中で昆布まきに会い、海老に会い、空からきんときが飛んできて、ごまめにきんぴら、伊達巻が歌いながら(名前を唱えながら?)野原をやってきて、このままかがみもちさんの家に行くのかなーと思っていたら、なんと大冒険活劇に突入?! 黒豆さんが川に落ち、助けに飛び込んだおとそ、もろとも、滝のほうへ流されていきます。 おせち料理全員で助けようと、昆布まきの帯をのばして川から引きあげようと綱引き、きんときがはしごをおろし海老が手を伸ばして・・・すごい、すごい!
「こぶまき まきまき きーんとん、 くろまめ まめまめ ご・ま・め だーって だてまき きーんぴら、えびさん れんこん お・と・そ そうさ ぼくたち おめでたい、そうよ わたしたち おめでたい」 無事黒豆とおとそを助けあげ、笑顔でかがみもちの家に到着したおせち料理たちは、お正月の遊びを楽しくしました。なるほど、これぞ「おせちのおしょうがつ」!
読めば自然におせち料理の意味がわかるうえ、文章もおもしろくて、子どもたちとお正月に読んだら盛り上がりそうです。重箱に並んだ料理それぞれの由来、そんな意味があったのか!と学ぶことができるのは、何歳になっても楽しいものですよね。 それにしても、手芸でかわいらしいおせち料理たちが繰り広げた救出劇といったら・・・もしかしたらこれは、大人も大笑いで楽しめるお正月絵本かもしれませんよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
おせち料理の由来がわかる絵本 かずのこ・こぶまき等、おせち料理の仲間たちが協力しあって、鏡餅の家に遊びにいくストーリー。子供にもおせち料理の由来が分かる、おはなし絵本。
沖縄ではお節を作る風習がないのですが、最近はデパートなどでも
見かける機会が増えてきて、子どもたちに「これなぁに?」
と聞かれることも。
そこで、料理本や行事の本にも目を通してみたのですが
子どもたちへの説明。となると・・・なかなか難しい(><)
この絵本を本屋さんで見かけて、フェルトを始め様々な手芸道具で
描かれた何ともかわいらしい挿絵が、子どもたちもキット気に入ってくれる!
と思い、思い切って購入しました。
黒豆や数の子、お節の品々のそれぞれの由来がわかりやすい。
それに、どれもおいしそうだ〜!!
由来を学んだ子どもたち、来年はお節を食べてみたいとか。
作るのはまだまだできそうにありませんが、とりあえず
購入して由来についておさらいしながら味を楽しむのも良いですね。
(単なる食いしん坊なだけ・・・ですが (^◇^)) (かおりせんせいさん 30代・ママ 女の子9歳、男の子6歳)
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