「はやくきてください。げたばこかいぎがはじまりますよ」 夜、はるとが寝ていると、部屋の入口に立っていたはるとのスニーカーに起こされました。そして虹色のスリッパをはくと、はるとの体は小さくなっていきました。 げたばこの中には部屋があり、家族のくつたちがテーブルを囲んで座っています。すると、司会のくつべらが「パパのかわぐつがくさいと苦情がきています」 と、かいぎを始めました。そして、ママのサンダルが、「せっかくはるとくんがいるのだから、パパに言ってもらえばいい」と言い出しました。 次の日、はるとが学校へ行く途中、はるとのスニーカーが話しかけてきました。昨晩のげたばこかいぎは夢ではありませんでした。はるとは授業中もげたばこかいぎのことで頭がいっぱいです。はるとは何とかしないと……と思いますが、なかなかパパに言い出せません。 くつのにおいについて考えていたはるとは、ある大事なことに気がつきます。
題名が不思議で思わず手に取りました。面白かったです。
靴のにおいというか足のにおいの臭さ、本当にたまりませんよね。
我が家の男性陣も本当に強烈で、帰宅後、すぐに足を洗え!と私は怒鳴っているくらいです。
主人公の男の子は、本当に心優しいなぁ。
すらっと読めるので、自分で読むのなら1年生くらいから、読んであげるのなら幼稚園児からでも十分楽しめると思います。
お薦めです。 (汐見台3丁目さん 50代・ママ 男の子19歳)
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