最近、まちでうわさの「ばんごはんえき」。ゆうくん一家は、おぼんにお椀とお皿をのせて、行ってみることにします。ねこのタマもはりきっています。
着けば、見た目は案外ふつうの駅。駅長さんに案内され、1番ホームに並んで待っていると、やってきたのは…「すいはんきれっしゃ」! 1号車から5号車まで、ずらりと並んだ炊飯器。白いごはんから炊き込みご飯まで、好きなごはんを選びます。
続いてグツグツとやってきたのは、「おなべれっしゃ」。いいにおいをさせながら「フライパンれっしゃ」もやってきて。ああ、なんて美味しそうな列車が続くのでしょう。さあ、みんなのお盆がごはんとおかずでいっぱいになった頃、駅長さんが最後に案内してくれたのは……?
「ばんごはんえき」。そのタイトルだけで、ワクワクしてしまったあなた。ページをひらけば、決して期待を裏切らない、夢のような光景が広がっていますよ。なにしろ、ホームで待っていれば、ばんごはんの方からやって来てくれるんですから。ゆうくん一家の嬉しそうなこと。満腹になって帰ります。
「またのおこしを おまちしております」
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
町でうわさの「ばんごはんえき」にいってみることにしたゆうくん一家。着くと、あんがいふつうの駅。今夜はいったい、どんな「ばんごはん」になるのかな〜?!
たまには外食感覚で、晩ごはんを食べに行く駅、あると良いですね。
いわゆるビュッフェ形式ですが、レストランとはちょっと雰囲気がちがって、家庭の延長のような気がしました。
でもお父さん、松茸ごはんに餃子は合わないように思いますよ。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|