
一年生になったすみれちゃん。いっしょにいたがる、いもうとのかりんちゃんが悩みの種です。『すみれちゃん』の続編の傑作連作童話。

すみれちゃんが、事あるごとに歌を歌っているところ、「おやすみなさいフランシス」のアナグマの女の子・フランシスとよく似ているなあと思います。
すみれちゃんが入学式にランドセルを持って行きたくなる気持ちわかるなあと思いました。
妹のかりんちゃんが少し大きくなって、すみれちゃんのものに手を出してくる場面でのすみれちゃんの気持ちに共感できました。
今まで自分のものだと思っていたものを、下の子に触られたり侵入されたりすると、自分のものではなくなってしまうというくだりです。
上の子の気持ちがよく描けていると思いました。
二年生になったすみれちゃんのお話も読んでみたいと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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