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西の果ての白馬

西の果ての白馬

  • 児童書
著: マイケル・モーパーゴ
訳: ないとう ふみこ
出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2023年03月20日
ISBN: 9784198655983

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
182mm×128mm 200ページ

出版社からの紹介

古い坑道で働く謎のふたりの男、
魔法の白馬、
アザラシと泳いだ少年、
農場を守る「小さい人たち」…。

妖精や魔法の力が残るイギリスの西の果ての村をめぐる、心ひかれる珠玉の短編集。

ある夜、嵐で海岸に取りのこされた女の子は、今は使われていないはずの昔の坑道で、謎のふたり組の男たちに出会い…?
(「巨人のネックレス」)

妖精のおじいさんを助けたきょうだいは、お礼に魔法の白馬をあずかり、じぶんたちの農場を助けてもらい…?
(「西の果ての白馬」)

お父さんから農場を受けついだ若者は、昔から農場を守りつづけてきた「小さい人たち」との秘密の約束をやぶって…?
(「ネコにミルク」)

数々の賞を受賞したイギリスの児童文学作家、モーパーゴが贈ります。

順番にお話を読みすすめ、最後まで読みおえたとき、心がじんわりと心があたたかくなる一冊。

ベストレビュー

もの悲しい短編集

モーパーゴにしてはめずらしい短編集です。
「巨人のネックレス」のあっけない終わり方に、心に小骨が刺さったような気がしました。
「西の果ての白馬」には、絶望の淵から生まれた奇跡が、幻影のように残りました。
「アザラシと泳いだ少年」は、どこへ行ってしまったのでしょう。
続く短編も含めて、モーパーゴ・ワールドに放りこまれたまま、余韻がありすぎる物語たちに、少し不満です。
それぞれのお話には、長編として成熟できる要因が溢れているのです。
何故か、短編で終わらせてしまったモーパーゴに愚痴を言いたい作品です。
それぞれのお話を繋げて創り上げようとした意味には、それほどの重みを感じませんでした。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )

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