大きなからだ、色鮮やかで美しい姿、かっこいいしぐさに、優しい眼差し……。みんなが憧れるママはどんなママなのでしょう。
ママのおちちをチュウチュウしている、こぶたたち。 ペロペロなめられるのが嬉しそうな、こねこたち。 大きな顔したかばのママと、にらめっこ。 お話もにょもにょしているのは……うさぎの親子。
小さな子どもたち、みんなとっても嬉しそう。 わたしとおんなじ気持ちなのかな。
次々に登場するのは、優しくも印象的な色合いで描かれた動物の親子たち。その素朴で柔らかな表情から、それぞれの「ママと子どもたちの幸せな時間」の空気が伝わってきます。そして、添えられているのは、まどみちおさんの一言。
「あ、ママだ」「おにょ むにょ」「だっこ だいすき」
短くも愛おしい言葉たちは、読めば不思議とその時間をとてもリアルで身近なものにしてくれるのです。大好きなママの声を通して、その愛情を赤ちゃんの心にたっぷり届けてあげてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
お母さんとお鼻で握手のぞうさん。おっぱいを競うようにみんなで飲んでるぶたくんたち。お母さんになめられて「また ぺろぺろか」と首をすくめるこねこ。水の中から現れたお母さんに喜ぶかばの子。そんな動物の子どもたちがいかにも発しそうなひと言を、まどさんのアンテナがピッととらえて、添えられています。どこから読んでも、どこを眺めても、おっぱいの甘いにおいがしてきそう。それでいて、シックな色彩の絵がとっても素敵な絵本です。
0歳から読んでいる本です。ママの存在がいかに大切であるかが描かれている本。そして幸せそうなママと子供たちの触れ合いがなんとも素晴らしく、見ているだけでほのぼのとする本。みんな、どんな動物もママから産まれて来るんだな、ということを再度実感させられました。そしてみんな子供たちはママを無条件に必要としてるのです。母親の愛と子供の愛が優しいタッチの絵で見事に描かれている作品だと思いました。 (リブローネさん 30代・パパ 1歳)
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