都会に越してきたおじいさんが元気のないことを心配する孫娘。ふたりの心のふれあいをあたたかな色調で綴った絵本。
ジェイムズ・スティーブンソンさんが絵を担当されています。
線は細いですが物体の枠がしっかり描かれているので、遠目も利きそうです。優しい色合いでした。水彩画でしょうか?
1ページ1ページが絵ハガキのような世界でした。
主人公の女の子は10歳から12歳くらいでしょうか?
おじいさんと孫娘との、静かだけどあったかいひと夏の出来事が淡々と描かれていて、素敵でした。
後半はまさかの出来事が起きますが、だからこそ前半での『おじいさんのハーモニカ』が力を発揮したんですね〜。
この作品は主人公の女の子と同じくらいの、小学校中学年から高学年くらいのお子さんたちにお薦めします。
この話では女の子が主人公ですが、男の子が読んでも十分楽しめると思います。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子11歳)
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