春のマジョモリは花が満開。ある朝つばきは森から届いた招待状を手に初めて森の奥へ。そこで会ったハナさんとノギクやサクラのおいしいお茶のティーパーティー。後からもう一人来た女の子はどこかで会ったことがあるけれど思い出せない……かけがえのない“小さな女の子の時間”をくっきりと描く絵本。
絵本全体の大人っぽい佇まいに惹かれ、手に取りました。
ある朝、「まじょもりへごしょうたい」という手紙をもらった女の子が、森に出かけていきました。そこで髪の長い女の人に出会います。
「うれしいような用心したほうがいいような両方の気持ち」というセリフが、とてもよくその雰囲気を表していると思います。
神秘的で優しい色合いのイラストが、梨木香歩さんのちょっと不思議な物語とぴったりあっていました。
大人の女性が好きなお話かなと思います。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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