洗濯が大好きなかあちゃんは洗濯板で、家中のものすべてを洗ってしまいます。子どもたち、猫や犬、靴や傘まで、みんな洗濯して干されています。干された子どものへそを狙って雷さまが落ちてくると、かあちゃんは雷さままで洗濯! ゴシゴシ洗ったので、雷さまの顔からは、目も鼻も口もきれいさっぱり。でも大丈夫、かあちゃんに新しい顔を描いてもらい大満足で、空に帰っていきました。しかしその翌日、さらにびっくりすることが……。
2月も後半になりました。
まだ雪の残る地方もありますが、ここ南国ではたんぽぽも咲き、すっかり春めいています。
暖かくなると当然、冬に使っていた分厚かさばる物を洗いたくなりますが、あの厄介(杉の花粉)も飛び始めます。
「洗いたいけど、花粉がつくのはいやだ!」
洗いたいけど、洗えない。このジレンマを晴らすにはこの本は、いいですよ。
家中の洗える物は全部、その上逃げる子供や動物達をも洗ってしまうお母さん。
2ページにわたって干される洗濯物は、圧巻にして壮観です。
洗濯はこうでなくっちゃ。
そして、干されてる”あるもの”を狙って厄介者が来るのですが、これがドジな奴で…。
次々に落ちてくる厄介者が、私のなかで、次々に飛んでくる花粉にかさなってしまいます。
「かあちゃんみたいに洗いまくってやるぞ!」
と、たまってる洗濯物に息巻いてしまいます。
子供に読むときに気をつけないといけないのは、
子供が、何でもかんでも洗おうとするんですよ。
「メリーちゃん(猫のぬいぐるみ)は、洗ったらいかん!」
「ミニカーも洗ったらいかん!」
本人は良かれと思っているんでしょうが、母は大迷惑。
子供には、洗濯ごっこで済ませてもらいたいものです。
読んだ後は、洗面所に物を持って走る子供にご注意くださいね。 (パンダのトントンさん 30代・ママ 12歳、男の子4歳)
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