サンタさんって、すごいですよね。子どもたちの願いがわかっているようだし、一晩でたくさんのプレゼントを配り終えてしまう。トナカイとのチームワークもばっちり。なんでも出来てしまうみたい。
でも実は……サンタさんが今の仕事を見つけるまでには、色々な経験をしてきたというのです! 若き日のサンタさんがついた仕事は、えんとつ掃除に郵便配達、レストランや動物園、ほかにもたくさん。どれも上手にこなしていくサンタさんなのですが、熱心に仕事をしすぎて、いつも問題が起きてしまうのです。それでも運命にみちびかれるように、トナカイたちや、おもちゃ作りの小人たちに出会い、やがて今の仕事へとつながっていくのです。
他の仕事をしているサンタさんを見るのなんて、初めてかもしれません。でもそれが、とっても愉快なエピソードばかり。だんだんと今のサンタさんの姿に近づいていく様子を見ながら、ワクワクしてくるのです。改めてサンタさんって、なんて奥深くて魅力的な人なのでしょう。
ほかの絵本とはちょっとちがう切り口で描くサンタさんの絵本。でもやっぱり夢のある楽しいお話なのです。幅広い年齢で楽しめそうですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
サンタさんって、どうしてクリスマスにプレゼントをみんなにくばってくれるようになったんでしょう?若き日のサンタさんがいろいろなお仕事を転々としながら、運命にみちびかれ、トナカイたちや、おもちゃ作りの小人たちと出会い、おもちゃを配るお仕事につくまでを、たのしく描いています。
サンタは、いろんな仕事で得た経験を生かしてサンタクロースになったのだというお話です。
一人の若者がサンタクロースになるまで、風貌を見ると大分年月がかかったようです。
いろいろと無理はあるけれど、楽しく読みました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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