大きな大きなゴリラと、頭にちょこんと乗った小さな可愛いコネコ。 その組み合わせはとっても異色なのに、とっても微笑ましい。 なんでこんなに仲良しなのかな・・・? 中を開けばその様子がたっぷり描かれています。 絵本からはみ出しそうな位大きくて迫力のあるゴリオがどのページにも登場するのに、 この絵本は最初から最後まで繊細な優しさに溢れています。それはきっと作者アンソニー・ブラウンがゴリラの本質を知り抜いているからなのでしょうね。 大切な人にも贈りたくなる一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ゴリオは、とってもかしこいゴリラ。動物園では、なに不自由なく暮らしています―と見えて、実はさびしかったのです。友だちがいなくて。ある日、そのことを世話係の人に話すと(なんと、手話で人間と話をするのです!)、小さな子ネコを連れてきてくれました。名前はヒメちゃん。でも、ネコがゴリラの友だちになれるのかなあ? 作者のアンソニー・ブラウンは知る人ぞ知る「ゴリラ好き」。 1983年に、その名もずばり『すきですゴリラ』(あかね書房)で最初のケイト・グリーナウェイ賞を受賞して以来、たいていの絵本に、どこかしらゴリラが登場しています。 2005年には、ゴリラ界の伝統的英雄を題材にして『アンソニー・ブラウンのキング・コング』(平凡社)を出版。本書でも、愛情あふれる精緻な描きっぷりに、彼の並々ならぬ傾倒ぶりが遺憾なく発揮されています。
本屋さんに、別の絵本を探しに行ったのですが見つからなくて・・・代わりに、この絵本の表紙の「ゴリオ」の頭の上にちょこんと座ってる子猫の「ヒメちゃん」と目が合い、つい手に取ってしまいました(爆)。
その場で立ち読み。
もう、最高!!!
予算外でしたが、買っちゃいました。
次女にも内緒にして隠しておいて、今朝、次女たち2年生の教室で初お披露目してきました〜!
なんてったって、明日はバレンタインデー♪
ぴったりです☆
手話ができる賢い「ゴリオ」は、動物園で何不自由なく暮らしてるように見えましたが、本当は友達が欲しかったのです。
世話係の人に、そのことを手話で伝えると、子猫の「ヒメちゃん」を連れてきてくれました。
二人はすぐに仲良くなり、幸せに暮らしていましたが、ある日・・・???
大きな「ゴリオ」と小さな「ヒメちゃん」の幸せぶりが、すご〜くいいのです。
見ている私たちまで、あったか〜い、しあわせな気持ちになります。
さすが、ゴリラ好きのアンソニー・ブラウンさん!
愛情あふれる描写は、ず〜っと眺めていても飽きませんよ〜!
ドキドキのクライマックスに、聞いてる子どもたちから、「ええ、どうなっちゃうの〜?!」と心配する声があがり・・・
ラストのハッピーなオチに、教室中大爆笑。
ああ、よかった〜♪
みんなが笑顔になる素敵な絵本です♪
他の学年にも、ぜひ読んでこようと思います。
アンソニー・ブラウンさんって、本当にすごいです!
この1冊で、ますますファンになりました☆ (ぼのさん 40代・ママ 男の子15歳、女の子13歳、女の子8歳)
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