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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

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ぼくのなまえはサンゴール

ぼくのなまえはサンゴール

  • 絵本
作: カレン・リン・ウィリアムズ カードラ・モハメッド
絵: キャサリン・ストック
訳: 小野寺美奈 當銘美菜 山西優二 小野寺美奈、當銘美菜、山西優二、前田君江 前田 君江
出版社: ゆぎ書房

税込価格: ¥2,420

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 2024年05月30日
ISBN: 9784910343068

29mm×15mm 32ページ

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

ぼくは難民になった。ぼくの名前なんて、なくなってしまったみたいだ。
――ワシントン州子どもが選ぶ絵本賞2011ノミネートほか
――「難民絵本100冊ワークショップ」から生まれた翻訳絵本

スーダンの内戦で難民になったサンゴールは、母と妹とともにアメリカへ。でも、アメリカでは、自分の大切なルーツである名前をだれも正しく呼んでくれない。ある朝、サンゴールは自分の名前を伝える、素晴らしいアイディアを思いついて――

*******あらすじ詳細*******
スーダンの内戦で「なんみん(難民)」になった少年サンゴール。
帰る家も帰る国もなくなり、母と妹とともにアメリカへの受け入れが決まる。「どこへ行ってもお前はサンゴ−ルだ。どこへ行ってもお前はディンカ族だ」と長老に励まされて旅立つ。

アメリカの大都会に戸惑いながら、覚え立ての英語で母を支えるサンゴール。でも、出迎えの人も学校の先生も皆、「サン・・サン・・サンゴエル?」と、きちんと名前を呼んでくれず、同級生にも「サン、サング!」とからかわれる。

「ぼくの名前なんて無くなってしまったみたいだ。難民キャンプへ帰りたい」と思い悩むサンゴール。ある朝、自分の名前を絵で描いて伝えると、同級生たちも次々と自分たちの名前を絵に描き、はじめて皆と打ち解ける。「素晴らしいアイディアね。それに、素晴らしい名前だわ」と先生に褒められたサンゴールは、自分のルーツと自分の名前に胸を張る。

ベストレビュー

素晴らしいアイデア

スーダンという国で起きている内戦、ディンカ族という少数民族の事を知らなければ、サンゴールのこだわりは充分に理解できないのかも知れません。
でも、私はこの絵本から、スーダンに思いを馳せることが出来ました。

サンゴールは、難民の家族でした。
同じ名前の父親は、戦争で死んでしまいました。
サンゴールは何代も受け継がれてきた名前だったのです。
それだからこそ、誰に何を言われようとサンゴールはサンゴールなのです。

たまたまアメリカに迎えられて、サンゴールと母妹と「空飛ぶ船」に乗ります。
全てが未知の世界だから、飛行機でアメリカに渡るシーンに書かれた1行だけの文は重要です。
「動く階段」、「魔法で開くドア」、都会の日常が全て驚きでした。
それでもサンゴールはサンゴールのままの男の子でした。

自分の名前を覚えてもらうためのアイデアはグッドジョブでした。
工夫すれば伝わる道をサンゴールは見つけたのです。
しかも自分の名前を着て歩けます。

この絵本は、サンゴールのディンカ族としての誇りの物語です。
でも、同時にスーダンに残してきた難民のこと、スーダンで起こっていることを忘れないための物語でもあります。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )

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