のりもの好きな子大集合!
移民・難民について伝える絵本
戦争や迫害により故郷を追われた人の数は世界で1億2000万人に達したと言われ(2024年5月の数字)、今もなお増え続けています。安全な地域に逃れたからといって快適な生活を送れる保証はなく、子どもたちにとってもそれは同じ条件です。
世界中の誰も無関心でいられる時代ではなくなっている今、子どもたちの視点を通して描く物語を中心に、難民の生活の現状を考えるきっかけとなるような本をご紹介します。
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主人公は、戦争によって親も家も奪われた幼い兄妹。火の手があがる街、歩き続ける人々の暗い表情、妹の涙。けれど、兄はこの困難な状況を「ぼうけん」だと言ってのけ、妹は兄の言葉を信じ、なんとか乗り切っていきます。しかし……。苦しい道を「希望」という物語に書きかえる、イラン発・平和を考える絵本。
2016年春、イギリスで、3000人の孤児の難民の受け入れが拒否され、同じ頃、座るイスがないという理由で難民の女の子が学校への入学を断られました。そのことを聞いて作者が書いた詩が、この絵本の元になっています。
戦争がはじまり、なにもかもがめちゃくちゃになった――。安全な国をめざして森を抜け、海を渡り、母と子のながいながい旅が続きます。子どもの目線で語られる、心を揺さぶる物語。グラフィカルなイラストレーションが美しく、発表以降たちまち20ヵ国語に翻訳された注目作です。
ルブナは、難民キャンプのテント村で、お父さんと暮らしています。ルブナのともだちは、こいし。こいしちゃんと呼んで、なんでも話しかけます。おにいちゃんのこと、生まれた国のこと、戦争のこと。しばらくして、ひとりの少年が、テント村にやってきて……。
難民の状況を知り、問題を考えるきっかけとなることを目指して作られた写真絵本です。新たな家をさがしもとめ、前を向いて生きている子どもたちと家族の姿をとらえています。
難民家族とはぐれた猫がボランティアの力で再会を果たすドキュメンタリー。子どもに親しみやすい猫を通じ難民問題を心で感じる絵本です。
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難民になったねこ クンクーシュ
きみは、ぼうけんか
ぼくのなまえはサンゴール
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ようこそ!わたしの町へ 家をはなれてきた人たちと
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