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あれあれ、なんだかご機嫌ななめの子がいるよ。
「おねこさんが ぷー」
怒ってぷー。ふくれてぷー。 まんまるお顔はぱんぱんです。
かたづけるのはイヤ、妹のアメをあげるのもイヤ、あれ買ってくれなきゃイヤだ、お菓子が食べたいぷー!
いやだいやだを言い続けていたおねこさん、どんどんほっぺがふくらんで……お空へぷー。飛んでいっちゃった!! たいへん、たいへん、どこまでいっちゃったのでしょう。
おこりんぼ、なきむし…色んな子が登場するせなけいこさん「あーんあんの絵本」シリーズの中の1冊がこの絵本。しろくてまんまるお顔を真っ赤にして「ぷー」と怒るおねこさんは、とっても愛らしくて声が出ちゃうほど。だけど本人は必死よね。イヤなものは、イヤ。怒りだってそう簡単にはおさまりません。だけど、飛んでいっちゃったら大変です。
どうやったらおりてこられるかな。力を抜いて、深呼吸して、ゆっくりゆっくりで大丈夫。かあさんはいつまでも待ってるよー!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「おねこさんがぷー」と怒ってほおをふくらませます。片づけるのはいや、妹にあめをやるのはいや、あれをかってくれなきゃいや、どんどんわがままを言い続けて、ぷーぷーふくれっつら。そうしたら、こねこの顔はどんどんふくらみ、空へぷーと舞い上がって、どこか遠くへ行ってしまいます。わがままを言っているとふうせんねこみたいに飛んで行ってしまうかも! ?ちぎり絵で表現された、ユニークなあかちゃん絵本です。
せなけいこさんの小さめのサイズの絵本です。
ねないこだれだのようなお化けは出てきませんが、悪い子はお空へとんでっちゃうぞと言わんばかりのちょっと、子どもの背筋が伸びそうな?そんな絵本は独特で、素敵です。
今回のこのかわいいふうせんねこ、読んでいるうちに、あれ?こんなのこいるよね??と笑えてきます。
いやだぷー!
妹にお菓子あげないぷー!
おもちゃ買ってくれないからぷんぷんぷん・・
うちにもこんな子いました!
隣で読んでいる時にも、あ?もしかして・・って自分でも気づいたのか少し恥ずかしそうにしています。
あまりにぷーぷーしてたらふくらんでお空に飛んで行っちゃったね。
こういうと、ちょっと恥ずかしさも出て来たのか、違うもん!と言っていました。
単純な繰り返しの中でも子どもの心に訴えかけるものがたくさんあるせなけいこさんの絵本。
やっぱり独特ですが大好きです。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子10歳)
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