
おねがい、ひとりにさせて…クマのきもちをわかってくれるともだちは、いるでしょうか。
ピアノをひきおわったクマは、きのうえでのんびりしたいのです。 かぜがさわさわとはっぱとあそぶおとを、きいていたいのです。 けれども、もりのどうぶつたちはゆるしてくれません。 「もっと もっと、きかせて!」と、あちこちから こえがします。 そのうちに クマは みんなのことが こわくなって…
みんなのためにピアノをひくのはすきだけど、ひとりの時間も大事にしたいクマ。その気持ちをわかってもらうのは、なかなかむずかしいようです。どうしたら、ほかのひとと心地よい距離感ですごすことができるでしょうか。 ひとそれぞれの感じ方の違いに、はっとするかもしれません。

ピアノがとても上手だから、演奏を皆から求められてばかりいるクマ。
あまりにも求められるから、思い余って吠えてしまったクマ。
怒って離れていった皆は、あまりにも身勝手ですね。
そんな中、シマウマの思いやりがキラリと光っています。
一人になりたかったクマは、シマウマに癒されて、
「ひとりとひとりで、いっしょにいよう」
と、素敵な選択をしました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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