印象派150年記念、パリ・オランジェリー美術館発の「モネと睡蓮」の絵本。大人も子どもも楽しめるモネ入門のアートな1冊
・モネの最高傑作を飾るパリ・オランジェリー美術館発、印象派150年の2024年誕生した話題の絵本。 ・2024年9月までの「モネ&フレンズ」に続いて10月からは「モネ睡蓮のとき」(東京でスタートし2025年京都・豊田へ巡回)。2024〜2025年はモネブームとなる。 ・詩情ゆたかな物語とモネの評伝が1冊に。本書は大人も子どもも楽しめる一番やさしくて美しいモネ入門の1冊。
印象派の巨匠モネが晩年暮らしたジヴェルニーの時間を生き生きと伝える物語。語り手は少々ミステリアス。モネの家や睡蓮の庭、広いアトリエを自在に行き来しながらその美しい景色を伝えてくれます。白内障で視力を失う危機に瀕しながらも、果敢にキャンヴァスに立ち向かう老画家。その生き方、絵への情熱、モネ傑作の『睡蓮』はいかに描かれたのか。パリ・オランジュリー美術館発の物語が印象派150年の2024年お洒落な絵本となりました。
パリ・オランジェリー美術館発、印象派150年の2024年誕生した絵本だそう。
クロード・モネの睡蓮の連作は有名だけに、興味深くセレクト。
ジヴェルニーの庭の小さなスパイ、という副題も意味深です。
実はこの副題の主が語り手という事で、
その正体を類推しながら、モネの様子を突かず離れずの距離感で観察できるのですね。
睡蓮を描くために、モネ自らが設計した池。
天気が良ければ朝から夕方まで、ひたすら没頭する様子はすごいです。
体調や家族の不幸、戦争など、たくさんの困難をも乗り越え、
ついに。
光と水の結婚式、という表現に震えました。
そして、スパイの正体。
その視点にも感謝です。
モネの睡蓮、じっくりと鑑賞してみたいです。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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