サヘル・ローズさんはライフワークのひとつとして、難民キャンプ等を訪問し、大人や子どもたちとの交流を長年されています。 その現場で子どもたち自身が描いた絵や手紙をサへルさんに託しています。 この絵本では、託された子どもたちの絵や手紙と共に、サヘル・ローズさん自身の言葉を添えて構成をしています。 皆さんに少しでも戦争や紛争等で難民となってしまった人々、子どもたちの事を知って欲しいという思いで企画をしました。
サヘル・ローズさん自身が難民で、養母に育てられたこと、自らが難民キャンプを訪れて、子どもたちと交流を続けているという中から生まれた絵本です。
子どもたちの絵と、手紙を基にアレンジされた内容とのことなので、サヘル・ローズさん自身の思いのもとに加筆はされているかもしれません。
それでも、子どもたちの思いや声に耳を傾けることが本当に必要だと感じます。
戦争の犠牲者である子どもたちは、戦争を憎みはしても、敵国を憎んではいないということがとても重く感じられます。
彼らが疎ましく思っているのは戦争を起こし、戦争を終わらせない大人たちのプライドなのです。
家族を失い、生活を壊されても、彼らはとてもピュアです。
彼らもいずれ大人になります。
無事に成長できることと、大人になっても気持ちが今の大人たちに染められないことを祈ります。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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