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おばあさんが大切にしていたスプーンを、からすが持っていってしまいました。ところが……。さわやかな色調の絵と、口調のよい文章とがあいまって、楽しい物語の世界をくり広げます。
おばあさんが大切に磨いていつもピカピカに光っていたスプーン。
でも、おばあさんが小川で洗ったスプーンを落としたすきに、からすが持っていってしまいました。
からすは、宝物にして秘密の場所に隠すのですがうっかり忘れてしまいます。
このスプーンを見つけたのは、3匹のねずみ。
スプーンで遊ぶねずみたちが可愛らしく、文章もリズムがあって「でぶちん」「やせっぽっち」「ちびすけ」という面白い言葉も出てきます。
最後は、またおばあさんのもとに戻ってきますが、窓越しに覗くカラスの表情が最高です。 (きんさんさん 40代・ママ 女の子6歳)
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