まあちゃんの魔法でお母さんがたぬきになってしまいました。もとにもどったお母さんは、まあちゃんとたっぷり遊んでくれます。ところがそこへ、もうひとりのお母さんが現れて……。とってもゆかいな絵本です。
まあちゃんが魔法のおまじないをとなえると、なんとお母さんがたぬきになってしまいました。別のおまじないでお母さんはもとにもどりましたが、なんだかいつものお母さんとは様子がちがいます。自転車の二人乗りをしたり、台所でつまみぐいをしたり、おもちゃをちらかしたり。まあちゃんと一緒に、いつもは「いけない」と言っている遊びを、たっぷりしてくれます。ところがそこへ、もうひとりのお母さんが現れて……。 「お母さんたちをねぎらいたい。いたずらなお母さんがいてもいいじゃない」という作者の思いから生まれた、おかしなストーリーのゆかいな絵本です。さて、作者からのクイズです。(1)タヌキははじめ、どこにいた? (2)贋物と本物のお母さんの違いは? (3)贋のお母さんがやりたい放題してるとき、本物のお母さんはどこで何をしていた? 本を読んで答えを探しましょう。
たかどのほうこさんのお話には、いつものほほんとした楽しい登場人物がでてきます。このお話のまあちゃんも、お母さんも、ニセお母さん?もみんないい味だしています。
親子で「それはないよ〜。」「お母さんがなんでこんなことしてるの〜。」と楽しみながら読みました。魔法のおかしな呪文もいいですね。
たかどのほうこさんのお話は、愉快でいつも子どもを楽しませてくれます。大人のわたしも、読んでいて子どもの時の気持ちがよみがえってきます。 (おうさまさん 30代・ママ 男の子4歳)
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