アスファルトの道もテレビゲームもケータイもない。遊び相手は、虫や魚に草木や石ころ。大切な友達は、山や川。けっして豊かな暮らしではなかったけれど、豊かな心がありました―。 95歳の童画家が描く、美しくやさしい日本の姿。あたたかい温もりがいっぱいつまった童画集です。 第53回産経児童出版文化賞「ニッポン放送賞」受賞作。
明治生の熊谷元一さんが、2010年に101歳で亡くなる2年前に出された集大成の画文集です。
大正から昭和にかけて、絵本を出したり児童雑誌に掲載した絵がまとめられているのでしょうか。
懐かしいというよりも、一昔二昔前の子ども風景の味わいに、歴史を感じました。
見入ってしまうのは、自分の歳のせいかも知れませんが、のびのびした子どもたちの姿に、大切なものを感じさせられました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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