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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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東京からきた女の子

東京からきた女の子

作: 長崎 源之助
絵: 山中 冬児
出版社: 偕成社 偕成社の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,068

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 1983年03月
ISBN: 9784035111207

出版社のおすすめ年齢:5・6歳〜
23cm×18cm

出版社からの紹介

ユカが東京から転校してきてから、マサル達の教室は大さわぎ。でも、まさか結婚式までもちあがろうとは・・・。

ベストレビュー

転校生のなぞと冒険

高度成長期の山間部の村の話です。
時代を背景に、子どもの心の様子がみごとに描かれています。

東京からやってくる転校生のユカにお嬢様を想像していたら、予想外の身なりで予想外に負けん気が強くて、がっかりしたマモルでしたが、ユカの家族構成が判っていくうちに、親しさを深めていくのです。
子どもたちが少々粗削りでいながら、純朴だった時代の、子どもたちの世界の中で描かれています。
ガキ大将に向かっていくユカ。
学校をボイコットするユカ。
山にはダムの建築が進んでいて、湖に沈む村の人間からすればダム工事の人間は敵。
しかもユカの父親は監督だというのです。

お話の中で、ユカの嘘の皮がはがされ、ユカの生い立ちが判っていきます。
可哀そうに思えてきます。
振り回されて、「結婚」や「新婚旅行」にまでつきあってしまうマモルですが、マモルが本当のユカを知った時に、ユカはまた転校してしまうのです。

「また、転校先で嘘の生活を始めるのだろう。」
そう思うマモルはそのことで成長していきます。
少し古びた風景の中で、心温まるお話でした。
子どもたちには新鮮なのではないでしょうか。
(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)

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