季子たち一家が引っ越した庭付きのお屋敷。そこへおばさんの幽霊が現れ、この家に住みたければ自分が出す三つの試験にパスすることだという――。やがて明らかになったおばさん幽霊の本当の願いは家族と自分の絆を取りもどすことだった――。
私は、子供の頃から幽霊、お化け、妖怪が出てくる本が大好きでした。今でも好きでよく娘と読んでいます。この本も、背中がゾクゾクするような幽霊が出てくるのでは、と思い読んでみたら、始めは主人公の季子ちゃんと一緒になって謎解きにワクワクしていましたが、最後の方で涙が出てしまいました。江田さんもトムくんも、そしてポウおばさんもずーっと辛い思いをしてきたんですね。お互いの誤解がとけ、ポウおばさんはみんなに感謝のきもちを伝え、行くべきところに行きました。
心がほっこりした幽霊本でした。 (ずくぼんじょさん 40代・ママ 女の子9歳、男の子2歳)
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