100ヵ国同時発売!空前の世界的ベストセラーに!マドンナが書いた絵本が江國香織さんの翻訳で日本上陸!
(物語) ニコルたちは、いつも一緒の仲良し4人組。彼女たちの気がかりは同じ町に住むひとりの女の子。なんでもよくできて、評判もよくて、おまけにきれい。いつもひとりぼっちだから遊んであげたいけど、ちょっとね。そう、嫉妬もあって気にさわる。ある夜、夢の中に妖精が現われて、その娘の意外な素顔が・・・。友情と思いやりの大事さを描いたストーリー。
(著者マドンナの言葉) 「ふたりの子供の母となり、喜びや悩みをわかちあいながら、言葉の大切さを学びました。子供たちに語りかけるつもりで、この物語を書きました」
(著者プロフィール) 本名:マドンナ・リッチー 58年8月、ミシガン州ベイ・シティ生まれ。84年、「ライク・ア・ヴァージン」の爆発的ヒットで世界的なスターダムに。過去20年に、およそ2000万枚のアルバムを売り、25曲を超えるトップテン・シングルを放ち、「グラミー賞」を3度受けている。女優としても活躍。00年12月に、映画監督のガイ・リッチー氏と結婚、現在は2児の母。
(イラストレーター・プロフィール) 本名:ジェフリー・フルビマーリ オハイオ州生まれの人気イラストレーター。「ヴォーグ」「ハーパーズ・バザール」「エル」など世界中の有名雑誌で活躍。ファッション業界やテレビCM、広告業界のトップアーティストとして知られる。日本でオリジナルブランドの立ち上げに成功。多くの商品で日本人にも親しまれている。
きれいで頭も良くて、運動もできる同級生のことを、よく話したこともないままに敬遠していたイングリッシュ・ローズィズの4人の女の子たちに、ちょっと変わった妖精が、「その子と変わってみたら?その前にちょっとその子の生活をのぞいてみたら?」という提案を受けて、その子の放課後の生活をのぞいてみると、実は大変な事情があることを知り、その子をよく知る努力を始めて・・・。というような内容です。
最後はとてもハッピーな終わり方をするのですが、この妖精を出現(?)させるきっかけをつくったイングリッシュ・ローズィズうちの一人の子のお母さんも素敵で。こんな風にさりげなく、大切なことを子供たちに話せる母親になりたいとも思いました。
小学校高学年、中学生くらいの女の子なら特に共感できるのではないかと思いました。私自身も学生の頃、声をかけそびれていた子がいたなあと思い出しました。思い切って声をかけることができれば、もしかして親友になれたかもしれないのに、なんて、思ってしまいました。今なら人は見かけの印象だけではわからない部分が多い、ということがよくわかるのですが。そんなことを考えさせられる絵本でした。 (やみはままさん 30代・ママ 男の子12歳、男の子9歳、女の子6歳)
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