しっぽに緑のリボンをむすんだねずみさん。 ながいパンをもってどこにいくのかな?
中央にらせん階段のあるピンクのおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思っていると…… あっ、ちがいました。 ここはぞうさんのうち。 ぞうさん一家ももうごはんを食べています。
とっとことっとこ。ねずみさんはどこにいくのかな? 黄色に茶色のぶち模様のおうちが見えてきて、「このうちかな?」と思ったら……またちがった。 きりんさんのおうちでもごはんです。
「どこにいくのかな? このうちかな?」 ながいパンをもったねずみさんの行き先も気になるし、おうちの中で動物たちが何を食べているのかも気になります。 ぞうさんたちはりんごとバナナ。きりんさんは野菜サンド。 らいおんさんの一家も、うさぎさん一家も、ごちそうをテーブルにならべて、にこにこしあわせそうにごはんを食べています。 うーん、うらやましくなっちゃう。 ねずみさんもはやくごはんを食べたいでしょう? どこにながいパンをもっていくつもりなのかな?
なんといっても、次々に出てくる、動物そっくりのおうちがかわいい! ちょっとドキッとする場面もありますよ。ねずみさん、気をつけて! 最後にはたどりついたおうちの、ながーいテーブルに思わずにっこり。 何度ページをめくっても楽しい、子どもたちに人気がある一冊です。 多田ヒロシさんのねずみさんシリーズは2歳くらいから楽しめます。 『ねずみさんのおかいもの』『ねずみさんのくらべっこ』もあわせてどうぞ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ねずみさんが長いパンをもってとっとこ走っていきます。いったいどこへいくのかな?ねずみさんについてゆくと、いろんな動物たちの家族がご飯を食べています。
息子が1歳後半の頃に少しずつストーリーを理解して楽しめる絵本に移行したいなと思って、選びました。また、多田ヒロシ先生の動物の絵も「だれかしら」等を含め、なんだか親しみやすくて大好きだったのでいいなと思いました。
動物の名前を覚え始めた頃は、「ぞうさん!」とか「きりんさん!」とか出てきた動物の名前を言って楽しんでいました。2歳になり最近は「らいおんさんブドウジュース飲んでるね。」とか言って、自分も飲むマネをしたりしています。購入してから約1年くらい経ちましたが、成長とともに楽しめるとてもいい絵本です。 (かずっこ☆さん 30代・ママ 男の子2歳)
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