おつきさまが、はなしてくれました。なかよしのいぬとねこがいてね。ふたりともおふろがだいすきなんだ。おふろにはいって、しゃぼんだまをつくるのがとくにすきなんだ。
でも、しゃぼんだまは、できるとすぐくっついてわれる。するとたいへんだ。さっそく、けんかがはじまる。「ぼくのは、こんなにおおきくなってたんだぞ」「ぼくのは、きみのなんかより、うんとおおきかったぞ」。けんかはどんどんひどくなったんだ。…
そして、ねるまで、いぬとねこのけんかはつづいたよ。おふとんにはいっても、ねむれないいぬとねこは、もういちどくらっべっこすることをおもいついたんだ。そこで、いぬとねこは、おふろにとびこんだ。
ところが、ふくらましたしゃぼんだまは、くっついてひとつになったんだ。
いぬとねこは、こわれないように、そーっと、そーっとしゃぼんだまをおおきくしたよ。
ちからをあわせたいぬとねこは、すっかりなかなおりできたんだって。
些細なことでケンカして、「君の顔なんて見たくもない!」といってベッドの間にあらゆる荷物を積み上げてしまうネコくんとイヌくん。
うちの姉妹も小さなことでケンカして、別々の部屋に閉じこもってしまったりする所が、よく似ています(笑)
それでもやっぱり「なかよし」だから、寝ていても気になって、2人とも起き出してお風呂でシャボン玉を作ります。
イヌくんとネコくんはきっとお友達なんだろうけど、この本はぜひすぐケンカしてしまう兄弟姉妹に読んで欲しいです。
そして、ケンカの後は「ゴメンネ」とお互い言って、やっぱり「なかよし」なんだ、ということを確認して欲しいです。 (マイメロディさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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