|
昔、中国にえんま様のお祭りがありました。 欲張りのえんま様から、一番お供えの少なかったお百姓をこらしめるようにと命じられた手下の鬼たちは、 稲が実らないように頭が細く根が太くなる呪文をかけることにしました。ところがそれを知ったお百姓は、 稲を作るのをやめて里芋を植え、大豊作。えんま様に怒られた鬼たちは次々に別の呪文をかけますが……。 中国の昔話を佐藤忠良が描きます。
地獄の門で死後の世界を振分けているのが閻魔大王かと思ったら、なんとも強欲で俗っぽい閻魔さまです。
一番ケチだと狙われたお百姓もいい迷惑です。死んでもいないのに生き地獄に陥れようという、閻魔大王に腹を立ててしまいました。
ところで話は意外な方向に向かいます。閻魔大王と一緒の堂に住んでいる堂守がとても良い人でした。
堂守から話を聞いたお百姓は、閻魔大王の念じた魔法を逆手に取って、次々と大収獲を続けるのです。
すっかり大金持ちになったお百姓は、閻魔大王にお供えをするのでしょうか。
こんないい加減な閻魔大王なんて祀らなくても良いと思うのですが。
地獄の沙汰も金次第?
何を現世で見苦しい。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|