湖に一人で暮らす、貧しい漁師のローおじさん。 ある嵐の日にもらったふしぎな種からハスが生え、花の中から、リアンという少女が現れました。 でも、リアンの魔法でおじさんの暮らし向きがよくなったのを、欲ばりな姫が知り…?
泥の中から清らかな花を咲かせるハスをモチーフに、 『ウェン王子とトラ』『この世でいちばんすばらしい馬』の作者で パリ在住の中国人作家チェンが、 花の精と親切な漁師の優しい絆を描く美しい大型絵本。
お婆さんに親切にしたローおじさんが
不思議な蓮の種を貰い、その花の精リアン
(中国語で蓮をリアンと言うそうです。)
がおじさんの暮らしを豊にしてくれます。
その中でローおじさんが、惜しみなく
周りの人に分けているところが素敵でした。
元々漁師だから魚を売るのかなと思ったら
沢山リアンからもたらされた魚を分けて
あげていてその心の温かさにジーンときました。
王さまとお姫様の妬みにより結果的に
普通の女の子になったリアン。
私は、普通の女の子になった事を喜ぶと
言うより、温かなローおじさんと親子の
様になれた事に何よりの喜びを感じているのでは
と思いました。
子供は、生き生きとした行動力溢れるリアンを
嬉しそうに見ていました。 (かわゆいゆいさん 40代・ママ 女の子5歳)
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