いつも不思議なことに出会う「わんぱくだん」。 3人が目にした「どんぐりまつり」とは!?
「わんぱくだん」の3人が森でどんぐり拾いをしていると、 大きなどんぐりが転がりだしました。追いかけていく3人。 すると、どこからか「どんぐりまつりがはじまるよ。」と声がして…。
ファンタジーを通して、自然への営みへも目を向けたお話です。 祭りに参加して、どんぐりたちと楽しく遊ぶ3人でしたが、 やがて木枯らしが吹いて、祭りは跡形もなく消えてしまいます。 「どんぐりまつり」は、子どもであるどんぐりが 大きな木になる前の最後の祭りだったのです。 そのことを知った3人は……。
わんぱくだんシリーズが大好きな娘。
なかでもこの「どんぐりまつり」は、特にお気に入りだそうです。
最近は初めて読む絵本でも、なんとなく先の展開を予想して
読み進める娘。
ふたつのどんぐりがわんぱくだんのお友だちになったあたりは
娘の予想ビンゴだったらしく、
「やっぱり、こうなると思ったんだ!」と、嬉しそうでした。
どんぐりまつりは、どんぐりの子どもが大人になるためのお祭り。
普段なかなか意識することがないのですが、
そういえばどんぐりの木は、
最初はどんぐりだったんだ!
どんぐりから芽が出て、成長して樹になり、
またどんぐりを実らせる。
どんぐりの樹が、こどもであるどんぐり達に向ける優しい眼差し。
こんど公園に行ったら、どんぐりに対する見方がとっても変わってきそうな
絵本です。
娘もこんど、どんぐりを土に埋めてみたいそうです。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子5歳)
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