3人のおばさん、ペッテルとロッタ、それに犬のプリックは、あおおじさんの新しいボートに乗せてもらい、湖の小さな島へ出かけていきます。島では、泳いだり、お昼ごはんを食べたり、皆で楽しく過ごします。 ところが、おばさんたちとあおおじさんが昼寝をしている間に、こっそりとボートを漕ぐ練習をしていたペッテルとロッタは、うっかりオールを流してしまい、島に帰れなくなってしまいます。ふたりは、やっとのことで、通りがかりの船に助けてもらいましたが、その船の行き先は、湖の反対側の大きな町でした。ペッテルとロッタが大きな町にいることを知ったあおおじさんは、早速ふたりを探しに行きますが…。 スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフが特別の愛着をもって描き続けた<3人のおばさんシリーズ>全5冊は、今回で完結します。
湖でこっそりとあおおじさんのあたらしいボートに乗り出し、こぐ練習をしていたペッテルとロッタ。うっかりオールを流してしまい帰れなくなってしまいます。心配する3人のおばさんとあおおじさん。でも二人は心配をよそに、なくしたオールを返すために、お金を稼ごうとするほどのたくましさです。想像のできない展開に、最後まで気が抜けません。
この本は「3人のおばさんシリーズ」の完結編とのこと。でも読み終わってしまうのが惜しい、もっと読みたいと思うほどです。続編を読むのが叶わないのなら、5つのおはなしを繰り返し繰り返し、読もうと思います。それほど愛着のある娘も私も大好きなシリーズです。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳、男の子2歳)
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