雨が降ってきました。傘を持っていないなっちゃんが、困って道ばたで立ちすくんでいると、「かさ かしてあげる」と、ありさんがクローバーの傘を持ってやってきました。続いてかえるさんが、ゼラニウムの葉を持って登場。その後、うさぎさん、たぬきさん、くまさんが、それぞれ人参、さといも、ふきの葉っぱを貸してくれます。ところが、どの傘も、小さすぎたり大きすぎたり、あるいは雨漏りがしたりで、なっちゃんにはしっくりきません。そこに、飼い犬のジョンが、なっちゃんの赤い傘を持って走ってきます。なっちゃんと動物たちは、自分の傘をさして歩き出します。なっちゃんの赤い傘が一際目立って、この場面に花を添えます。
小学校で読み聞かせボランティアをしています。
梅雨の時期に読む本を探していて出会いました。
シンプルなお話で簡単な文章なので、もっと小さなお子さんから
楽しめますが、1年生の読み聞かせにもぴったりだと思います。
(今回は3年生だったので違う本にしました。)
葉っぱのかさ…自分が小さかった頃、祖父母がサトイモの葉を
傘に見立ててくれたことを思い出しました。
ありにはありの…くまにはくまの…そしてなっちゃんには
なっちゃんの、それぞれにぴったりの傘があるんですねぇ。
うさぎなんて笑ってしまいます。
ほのぼのほんわか、とってもかわいらしい絵本です。 (あみむさん 30代・ママ 男の子12歳)
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