おとなは、かつて自分も子どもだったことを、すっかり忘れてしまっている……。おとなの無神経さや、子どもの本心を、皮肉とユーモアをこめて描きました。人気イラストレーターの最新作。
この本は、「読む」ための絵本というよりは、見て楽しむインテリアのような要素の高い本だと思います。壁に飾っていても美しい。装丁も素敵だし、つい買ってしまったのですが。
原文そのままのページと日本語訳のページとあり、原書の美しさを損なっていません。
もちろん、内容も子ども向けではなくて大人向けです。
絵のやさしい雰囲気と違い、意外とブラックだったりします。
最後のページのひとことがいいです。
おとなは、自分もまたかつて
こどもだったことを
すっかり忘れてしまっている
…そんな大人のための絵本でしょうか。 (だかりんさん 30代・ママ 男の子2歳、女の子0歳)
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