「南米北部の国ペネズエラでは、急激に工業化が進み、首都カラカスには、大ぜいの人びとが農村部から移ってきました。そして、町を取り囲む山の斜面の土地に勝手に掘っ立て小屋を建てて住み始めたのです。 ・ゆたかな自然はなくなり、子どもたちの遊ぶ場所がありません。なんとか自分たちの遊び場がほしいと、子どもたちは……。 ・ベネズエラの子どもの願いをもとに、この絵本は作られました。13カ国で翻訳出版されている、ベネズエラのロングセラー絵本です。
日本で出版された2013年1月、
第4選を果たしたウゴ・チャベス大統領の新しい任期が始まるはずだった。
しかし癌からの生還の身ではもう、どうしようもできなかった。
南米の絵本には、政治の影が見える。
バリオ(低所得者居住地区)の子どもたちの、
「遊び場を!」と自らが訴えるはなし、とか、
地域の親が突き動かされて、公園をみんなでつくるはなし、とか
私には、この日本のくらしのそれと単純になんか比べられない。
そこがとても、歯がゆい。
日本のプレイパークであそぶ子どもらに
読んでほしいと思う。
日本の総理大臣、小中学校の校長にも
読んでほしいと思う。
目を背けず、ありのままを学ぶために。
感謝 (もゆらさん 50代・その他の方 )
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