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雪のように色が白く、血のようにほおが赤く、カラスのように黒いつやつやしたかみの毛の白雪姫。だれからも愛されていた白雪姫が、新しいおきさきにつらくあたられて……。銅版画で描くグリム童話の世界。
お馴染みの「白雪姫」ですが、私は、後書きにあった、しろい
きつねの登場する場面が、白雪姫の生母の霊がきつねの姿を
借りて娘を助け出したに違いないと作者が思い描かれたのが
とても印象に残っているし、母親の愛情は、亡くなっても守って
くれるのがいいなあと思いました。お妃が死ぬまで踊り続けな
ければならないのも印象に残り、その部分が重く心にひっかかり
ました。 (押し寿司さん 70代以上・じいじ・ばあば )
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