おさななじみのくまさんとしろくまさんがパンやをはじめましたよ! 「くまのパンやさん」です。 ふたりが作るパンはとても美味しいので、開店とともにお客さんがたくさん。あっという間にまちじゅうの評判となりました。 ところが、お客さんが店で1番のおすすめパンをたずねると・・・ 「わたしがつくった あんぱんです」 くまさんが言うと、 「いやいや わたしがつくった カレーパンです」 しろくまさんが言うのです。 「あんぱんです!」「カレーパンです!」 あらあら、二人は大げんか。とうとうお店もおやすみになってしまいました。 なんてこと。でも、おさななじみってそんなものですよね。
・・・そこにやってきたのは、お店の評判を聞きつけてやってきたかばの王様です。せっかく来たのにお店はおやすみ。理由を聞いて王様は立ち上がります。 「わたしにまかせなさい!」 さて、またお店が開くことはあるのでしょうか?
西村敏雄さんとパン。この組み合わせを聞いただけでも美味しそうでしょ?期待しちゃって大丈夫ですよ。あんぱんもカレーパンもどちらも1番をゆずらない気持ちは大いに分かります。だけど、王様も一役買って誕生した「くまのパンやさん」一番人気の「あの」パンときたら・・・! 美味しいパンをめぐって起こる出来事が、楽しい会話によって展開されていくのでみんなで読んでも盛り上がるはず。
くまのパンやでパピプペポ ふたりの可愛くて、おなかのすくお話を「はい どうぞ!」
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
くまさんとしろくまさんがパンやさんを始めました。くまさんはあんパン、しろくまさんはカレーパンを作るのが得意です。美味しいパンにお店は大人気。ある日、一番のおすすめをたずねられたふたりは、自分のパンが一番とゆずりません。そして、お店もお休みになってしまいました。まわりの動物たちが心配していると、かばの王様が「まかせなさい」と立ち上がり…。おいしいパンをめぐって起こるお話が、劇のように読める絵本です。
西村さんの描く動物たちは、ほのぼのしていて、とても好きです。
しかも、今回は、そこにおいしそうなパンが加わり、ますます楽しめます!
けんかをしたままの、くまさんたちに、王さまがした提案。
この展開、はっとしました!
読み終わったら、むしょうにパンが食べたくなりました。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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