ももちゃんの「あめこんこん ふってるもん うそっこだけど ふってるもん」の言葉が好きで、この言葉が出てくるたびに 娘はにやにやと嬉しそうな顔をして横目で私を見て、しまいには きゃはきゃはと笑い出します。
なかでも、「うそっこだけど」という表現が気に入っているようです。
松谷みよ子さんの全作品に言えることですが、次世代に大切に伝えたい優しい美しいことばで書かれています。
新しい傘と長靴が嬉しくて雨も降らないのにお庭で身に着けて遊ぶ幼な子の描写は本当にほほえましく、幼い子供はそのももちゃんに自分を置き換えて、絵本の世界に入り込んでいるようです。
復刻版の方を読みたいと思っていたのですが、武田 美穂さんの現代的な絵も、ももちゃんの元気が伝わってくるようで良かったです!
カラ梅雨のこの時期、明日にでも、うちの娘も庭先でももちゃんになりそうです。