★「こびと博覧会」大好評のうちに終了しました!その様子はこちらから>>>
まず表紙を見て・・・ 「なんだこれは?」と思った人は、迷わずページをめくってみてほしい。 だって、面白いものってそういう所に隠れているものでしょ? そして「一体これは絵本なの?」そう思った人は、子ども達が読んでいる姿をちょっと観察してみてほしい。 まるで新しい虫を発見したかの様に、真剣かつ輝いた目で読んでいるはず。 そうそう、そんな風に楽しむものなのです。思った以上に子どもはすんなり入り込めるのです。 更に言えば。大人の楽しみ方は自由です。笑いながら読んでもよし、夢中になっている子ども達の為に こびとの痕跡を残してみて反応を楽しんでもよし!ちょっとはまってしまったかも、という人には「みんなのこびと」「こびと大百科」と更なる世界が広がっているのでご安心を(笑)。 探検、発見、知識。実は外遊びの要素が見事に凝縮されている一冊なのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
▼作者なばたとしたかさんから直筆メッセージを頂きました!
みんなはコビトを見たことがありますか?昆虫でも植物でもない不思議な生き物――発売以来「親子で大爆笑!」「保育園で大ブームです」など多くの反響を得ている人気絵本。お絵かきや学芸会、近所でのこびと探し…全国で子どもたちの遊ぶ力を引き出しています。新装版にて再登場。
ある朝、草むらの中から飼い犬のガルシアが変なものを見つけてきた。ヘビの抜け殻みたいな、まるで小さな全身タイツのようなもの…。 じぃじからかりた“こびとづかん”を頼りに、少年が好奇心と命の大切さを学ぶ物語です。
ベスコフの絵本を読んで大きくなった娘は、小人や妖精など、目に見えないものの存在を、ごく自然なかたちで信じていますが、この絵本は、そんな“正統派”の小人たちを思い描いて、ページをめくると、あまりの衝撃に吹っ飛びそうになるかもしれません!
(ベスコフやオルファースなどのように、シュタイナー教育に取り入れられるようなことは、100年後でも絶対あり得ない、と断言できます!)
でも、うちの子のように、昆虫などとまったく同じ感覚で、「小人が大好き!」という子には、“なばたワールド”の小人たちも、外見に囚われず(?)きっとすぐにおともだちになれちゃうと思います。
最近は、おたまじゃくしやカニ、カブトムシの幼虫など、小さな生き物の世話で手一杯の娘でしたが、以前、キンダーの宿題で「レプリコーン(アイルランドの伝説の妖精)を捕まえよう」というプロジェクトがあり、小人を捕まえるためのわな(と言っても、レプリコーンが好きな甘いものやキラキラ光るものを箱に入れて、おびき寄せる、というかわいらしいものです)を作ったことを思い出し、本を読んだ翌日に、早速「こびとのはこ」と書いたわなを作って、仕掛けておきました。
「もしリトルハナガシラみたいな乱暴な小人が来ちゃったら、どうする〜? (“僕”のように)縄で縛って、ぽいって外に出しちゃう? でも、その子が他の子に言ったら、みんな来なくなっちゃうよ。そしたら、困るよねえ。やっぱりやさしくしてあげようか。」
「もし大きな小人が(「こびとのはこ」に)入ってたら、どうする? (箱の中の)ベッドで、すやすや眠ってたら、どうする〜!」・・・
ドキドキしながら、真剣に心配し(!)、本気で期待している娘。
以来、こびとの“証拠”集めに一生懸命です。
部屋の中に落ちているゴミや糸くずも、何でもこびとの存在を確信させてくれる証拠品になっちゃいます。小さな葉っぱも、こびとの忘れ物。「デートのときに、プレゼントしようと思ったら、落としちゃったんじゃない?」
セミやカマキリの抜け殻が、娘の宝物ですが、いつかこびとの抜け殻も、宝箱に加わるといいな、と心の底から願っています!
すてきな夢をありがとう。
もっともっとこびとのことが知りたくなった娘は、「今度、『こびと大百科』も買ってね!」と、毎晩のようにおねだりしています。
(ガーリャさん 40代・ママ 女の子6歳)
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