ロバが牢屋に入れられて、涙を流している表紙をみて、「どうしてこのロバは、泣いているの?」の娘の疑問に答えるために、つい買ってしまいました。
話は、ロバの子シュシュの単調な生活から一転、バラ色の生活になったと思った所で、事件(事故?)が。それで、シュシュは、牢屋に入れられてしまいます。(その場面が、表紙の絵だったんですね。)しかしそれも、シュシュを愛する子供達によって解決し、シュシュは、また元通りの生活に。
私にとって、この本の魅力は、異国を思わせる、色使いにあります。イラストは、1頁おきに、カラー、モノトーン(青系の)で描かれていますが、カラーの頁では、日本の本では、なかなかお目にかかれないような色使いがとても新鮮です。
4歳の娘が学んだのは、ロバにえさをあげる時のルール。人差し指と親指でえさを持つと、噛まれてしまう、という事でした。この歳ながら、肝心のポイントを押さえる点に置いては、親でありながら、感心しました。また、「山をのぼって、くだって」というフレーズを覚えるきっかけになったのも、この本でした。