書店で見つけて購入しました。
うどんやさんの可愛い看板娘のたあちゃん。
書店外の入り口で、幼稚園バスを降りると、今日も繁盛しているお店兼おうちへ帰ってきます。
忙しくても笑顔で迎えてくれるお母さん。
調理場の小さな座敷に上がって、お客さんが退けるのを待っていると、「おなかすいたやろ」って、きつねうどんをお置いていってくれました。
美味しそうです。
あったまりそうです。
たあちゃんが、うどんを食べようとすると、突然男の子が現れて、・・・。
こんたくんのお父さんの出で立ち、当たらない易者さんにも見えてホント風変わりです。
そして、このあと、あっという間に、わたしもたあちゃんと一緒に、こんたくんちへ連れて行かれちゃった気分でした。
天井から描いたようなアングルも拡大鏡を使って描いたようで、“不思議の世界”を感じさせてくれます。
こんたくんのお父さんが教えてくれた“気の入れ方”に大笑い。
“気”ってこんなリズミカルに入れるものなんですかねぇ〜。
たあちゃんが、尻尾が生えては困ると、お稲荷様の祠から飛び出せたページにわたしもホッ。
「めっきらもっきらどおんどん」を思い出しました。
それにしても、きちんと躾けられていますね、たあちゃん。
正座をしていなり寿司を食べる様子も、最後の手を合わせてのお参りの様子も見ていて清々しい。素敵です。
【事務局注:このレビューは、「うどんやのたあちゃん」こどものとも年中向き 2011年3月号 に寄せられたものです。】