しーん・・
この絵本は不思議な絵本です。
絵と擬音だけですが、子どもはとても引き込まれていきます。私も書店で初めて目にしたとき「おもしろい!!」とおもいました。
0歳の時から読み聞かせてきましたが、その時々に違った反応が返ってきて、娘の成長が手に取るようにわかるのが嬉しかったです。
ごく小さいときには、言葉のリズムを聴いて笑い、赤い○を指さしたりなぞったり。
2歳の今では、一緒になって声に出して読んでは、身振り手振りでその「言葉」を再現しようとします。(もこもこと膨らむところでは、手を丸くして、にょきにょきでは指をおりまげたり。シューっと飛んでいくところでは両手をいっぱいに突き出して、しーんのところは人差し指を口にあてて。
沢山の絵本を読みましたが、これほどシンプルで何才児でも楽しめる絵本はないのでは・・と思います。
絵を見るだけでも、言葉が連想される、想像力の膨らむ絵本です。