「かあちゃんのこと なーんでもしってるよ」というボク。
日々のやりとりから、こんな時はかあちゃんが何て言うか、わかってしまうんですよね。
それは、ボクがかぁちゃんのことをよく見ているから。
でも、ボクと同じで、実はかぁちゃんもボクのことをよく見ているんだよ。
ボクは、弟/妹のお世話でちゃんと見てないと思っているかもしれないけど、ボクのことを見ているよ。どんなふうに思っているか、考えているか、何でその行動をしたのか、見えた情報からこれまでのボクとの日々のおかげでわかるんだ。
私も子どもに、「なんで わかったの?」と聞かれたことがあります。
その答えは、「あなたのことが “だいすき”だから。」。
“だいすき”でないと、見ていないし、何を思って考えているのかなんて想像もしない。
この絵本には、ボクのだいすきな気持ちと、かぁちゃんのだいすきな気持ちが溢れていると思いました。